最近さまざまな夫婦が、もしどちらかがみどり先生のようになったら
どうすると話し合って、それを報告してくれている。答えはそれぞれ
に違っていて面白い。まず私を見習ってお互いに精一杯尽くしましょ
うという模範解答もある。お互い残りの人生を大切にしてもらいたい
ので、施設に送りましょうと互いに申し合わせたケースもある。私の
ようにしたいけれど、能力的に無理という人も少なくない。できるか
もしれないけれど、続かないだろうという人もいる。でも実際にはそ
れぞれにそうなってみなければわからないことでもある。病気の程
度もそれぞれだし、子供がいるかどうかとか、生活環境などによって
も大きく違うだろう。
ただ、いえることは介護生活というものはそれを楽しいと思わなけ
れば絶対にできないと思う。介護師や看護師もそうで、できる人は
必ずそれに楽しみをみいだしている。それは健常者だけの世界の
楽しみとは少し違ったもので、よりプリミティヴに人と人との間にいつ
か了解事項となっていくある種の・・ま、愛というべきものなのだろ
うね。これはかなりディープで健常者からみれば異常なものと思う。
でもこの世界では例えば一日だけの訪問介護の人でも感じ取れる
もので、そうしたことのプロでなければ介護のプロにもなれないとい
うことだろう。
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