みどり先生を病院に戻してから仕事や書類整理をして、夕方にまた
永生病院を訪れるとぐっすり眠っていた。自宅介護についての打ち
合わせなどをして戻ってもまだ眠ったままで、なにかぐったりした感
じだった。無理に起こしても目を一度開いただけですぐに眠ってし
まう。1時間、2時間と経過すると心配になってきて当直医にみて
もらったが疲れて眠っているだけだろうという。彼女は疲れて眠る
ことが多いけれど、こんなに寝込むことは元気なときも病気になっ
てからもなかった。ICUにいた頃は救急車のサイレンを聞くと、あと
1分眠れると考え、1分経つと術医に着替えてICUに入って行った
という。そんなみどり先生だけに、こんなに眠り込むのはおかしい。
7時を過ぎてからようやく目を覚まし、まだまだぼけっとした感じで
はあるがおトイレを済ませて食事も食べた。あの眠りは難だった
のかと思うが、家での宿泊で本当に退院に向かっていることを知っ
て本当に安心してしまったのではないかと思う。もしそうなら彼女の
緊張性の収縮が緩和されて、手や首が動くようになる可能性もあり
そうに思う。でも、こういう心配は何度もしなければならないのだろ
うとも思った。
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