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2008年 04月 07日
みどり先生が喋らないことで多くのことを誤解している。今日はウォークマン
を外すので、「あ、もういいの」といって片付けようとすると、久々に「いる」と 喋った。調べてみるとスイッチがオフになっていて、それを知らせるために 外したのだった。かつて手を突き出して私に出て行けというように思える 仕草をしたので「一人になりたいの?」と聞くと私の服をつかんで強く引き 寄せた。手は伸ばせるが加減ができず、私に手を握ってほしいのが突いて しまう動作になってしまう。最も大きな誤解は食べ物を舌で突き出してしま うので、食べたくないと思ってわがままだねと仕舞ってしまうことが多かった。 与えるのが病人食のお粥とかスープなので口の中にたまりこみ、喉へ通ら ない。安全なようにと車椅子に座って食べるので、首を下げて喉を塞いで しまってもいる。私ですらそれに気付くのにかなりの日数を要したが、セラピ ストさんがソフトせんべいを喜んで食べるというのがヒントになり、赤ちゃん 用のエビセンとか、ボーロを与えるととてもうまく食べることがわかった。流動 食がだめで固形食なら食べられるとわかったのでご飯を与えると噛みながら うまく喉を通していくようだ。同じ頃セラヒストさんもお粥がだめと気付いてパン に切り替えた。散らし寿司を過去にないほど多く食べ、同時に首を伏せている ので喉を通らないことに気付いた。看護師さんにベッドで食べさせて良いかと 聞くと認めてくださったので、背もたれを高くした感じで食事をさせると食べる 食べる。焼き鳥に焼肉におこわにロールケーキに何でも食べるようになった。 苦手なのはおかゆのように口の中で広がって終始のつかないものとか、ゼリー のような噛んでもかたまりが崩れないもの、マンゴや桃のように繊維質が口の中 にまとわりつくものなどで、ほとんど普通のものが食べられることがわかった。 トイレをさせてあげてほしいといった時もそうだが、永生病院はこうしたことを認 めてくれるのがありがたい。少なくとも生活にはほとんど心配ないほどさまざま なことが進んだのはそのお陰と思う。病院任せにせず、自分で何もかもやって しまうことでこそできたことでもある。患者さんの多くは私が毎日来ているし、 自分でおむつ交換から車椅子へのトランスポートまで何でもやるので、病院 の職員と思っているようで、よくトイレに連れて行ってくれとか、さまざまなこと を頼まれる。いずれにしろみどり先生はとても元気になってくれた。私が理解 するまでさまざまなことを良く我慢してくれたとも思う。ある意味で3度目の奇蹟 が起こりつつあるともいえよう。 記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。
by yamanokoichi
| 2008-04-07 00:02
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