気がつけば取材するような仕事はほとんどなくなっていて、外出は
さまざまな委員会とか、人と会うとか、パーティとか、テレビ出演だけ
になっている。人と会うのも事情を知っている人はほとんど私の家に
伺いますといってくださる。完全にみどり先生の看病体制に入るまで
にさらに外出機会が減っていきそうだ。みどり先生が倒れる前から
それを予期していたようにすら思えるほどだ。SF界との接触が多く
なったのも、場合によっては完全に書くだけの仕事に転向できると
いう考えかもしれない。不思議といえば不思議です。
昨日のみどり先生はかなり荒れていて、2度も径管を抜いたという。
私がいったときも機嫌が悪く、お豆腐と里芋を和牛で煮たものを持っ
ていったのにほとんど食べなかった。一昨日私が行けなかったことが
理由なのかもしれない。それでも朝夕のリハビリでおトイレを使えるよ
うになって、おしっこだけでなく、大便までするようになったという。
でも、リハビリでしかおトイレが使えないのが不満なようで、おしっこが
したくなるとかなり騒ぐようになった。食後は気分が少し落ち着いてい
たが、私が帰る時間になって仕度を始めるとまた騒き始めた。明日は
来るからというと手を振ったので、また来ないのかと思ったようだ。
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