雪になるので午後3時頃に病院に行き、5時頃に帰ってきた。世話
をすることが多くなっていく。糖分がほしいだろうと思って紅茶で唇を
洗ってあげていたのが、いつの間にか少しずつ飲むようになり、今は
蓋に入れた午後の紅茶を5口ぐらいに分けて飲ましている。セラピー
さんには叱られるかもしれないが、今のところ咽ることもなく、きちっと
喉を通っている。ただ、これも本当に欲しているのか、単に私が与える
ものだから喜んで飲んでいるのかわからない。氷枕もそうで、後頭部
をずっと気にしているのでアイスノンを敷いてあげるととても気持ち良さ
そうにするからずっとアイスノンで冷やしている。これもドクターに叱ら
れるかもしれないが、どのみち退院すれば私が自分の考えで介護しな
ければならない。そんなとき、みどり先生が喜ぶことで害のなさそうなこ
とを提供し続けるようになるだろう。今日もみどり先生は私に甘え続けて
いた。そんなみどり先生を見ているとピッキングの空き巣に入られたとき
など、私がすぐに駆けつけて上げたほうが良かったかとか、倒れる前の
日などはずっと一緒にいてあげればよかったかというように、さまざまな
ことを考えるが、私がそういってもみどり先生は断るのが常だった。それ
までは何もかも自分でこなしてきたし、それが私にもみどり先生を尊敬す
る理由だった。もし、そうでなければ今のみどり先生の甘えをこれほど積
極的に受け入れることができなかったかもしれない。何もかもそれなりの
必然性に結ばれていると思う。
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