さらに手続き

今日は三鷹市役所から近くの銀行と証券会社を訪れた。
市役所は相変らずみどり先生の書類の請求でもスムース
で気持ちがいい。銀行は信用金庫であるにもかかわらず
専門家がいて、やはり2時間程度で片付いた。証券会社は
まるでだめで、根本的な成年後見人の意味がわかっていな
い。信用金庫の人は「まだまだ後見人制度というのは手探り
で要領得なくて申し訳ありません」というが、多くは手探りもし
ていないというのが現状だ。でも後見人に限らず、遺産相続
の場合だって同じようなものだと思う。単純に裁判所の命令
には絶対に従わなければならないということだ。例えば口座
名義はこのままにしてほしいという。それでは本人確認がで
きないし、山野みどり名義での商取引は禁止され、後見人を
通じてしかできないというと、こういう自明のことはある程度わ
かって名義変更に応じるが、多くは内部的な間違った規約の
拘束を受けてしまうようで、支店レベルではどうにもならないこ
とが多い。コンプライアンスとは何かという説明から入らなけれ
ばならないところが極めて多い。疲れます。
こういうときにはみどり先生の顔をみれば救われる。以前は私
がいってもしばらく私と同定できず、特徴的な言葉とか行為で
判断していたのではないかと思われるが、最近は行くとすぐに
手を差し出してじっと見つめるようになった。甘え癖がついてき
て、すぐに泣き顔をするのは困ったものだが、話すとかなり理解
をしてくれる。看護師さんがブタさんどうしたの? と聞くと「あ、ブタ
さん、忘れてきちゃった」といったという。看護師さんもそんなつじ
つまの合った言葉を始めて聞いたと喜んでくださっていた。記憶
に関してもわずかではあるが回復しており、記憶回路の代行を
他の脳細胞がしてくれているように思う。

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