各部門にほとんと迷いようのないほどずば抜けた馬がいて、少し議論となっ
たのは最優秀芝、最優秀アラブ、年度代表馬、特別賞の一部という程度で、
それらもほぼワンサイドの得票を集めた。結果は明日の記者会見で・・・。
NARから大江戸線、京王線で行くと以外に乗換えが簡単だった。それでも
少し遅くなって、みどり先生は食堂に来ていた。昨日と違って元気がなく、車
椅子で廊下を散歩しても興味を示さない。早くベッドで横になりたいというので、
ベッドに移してもらうと急に元気が出てきた。私の手を噛もうとするので逃げて
いると、自分の手を噛むので制止したが、そうではなく噛み付く強さを試してい
るのだった。それがわかったので手を出すと本当に痛くない程度に噛み付い
た。この遊びが相当気に入っているのだろうが、私とのコミュニケーションと
して大切なのだろう。何分にも記憶細胞が収縮しているので、私を見ただけ
ですぐに私と気付くわけではなく、しばらく時間がかかってしまう。私とわかっ
た時に噛み付き行為によって確認できるというわけだ。記憶細胞が破壊され
ても、みどり先生の頭の良さは変わりないと思う。そんなことを理解してくれる
私という存在も確かに得難いものだろう。
お見舞いに来ていただいた女性には思った以上に介護経験のある人が多く
いろいろアドバイスをしてくれる。先日いらっしゃった有名病院の麻酔部長先
生もご主人のお父さんを介護したという。東大医局時代なのだろうか。医局
ならそれも可能だろう。看護師さんたちもそうだが、女性たちのほとんどは私
の今の状態を自然に受け止めており、これは子育てと似たようなものでもある
からだと思う。しかし、ほとんどの男性は私がとんでもない大変なことに挑んで
いるように思っているようで、同情を通り越して変人のようにすらいう。男性と
いうのは本当にダメですねえ。
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