リハビリの途中経過の説明を受けた。PTは車椅子にかなり長く座れる
ようになり、座っていても血圧が落ちない。昼食は径管ではあるが車椅
子に乗って食堂で摂るようになった。このまま時間延長していき、まずは
座位での用便を目指すようになる。OTはまだ手足を伸ばす段階で、足は
矯正具をつけることになりそうだ。それでも左手はかなり随意に動くように
なっていて、専らの意思表示は左手の指差しに頼っている。私の服をしっ
かり握り締める。STはゼリー食がほとんど咽ることなく食べられるように
なっているが、こちらは危険なので一気に進展というわけにはいかない
ものの思ったよりも順調と思う。発声の方は気まぐれではあのが、声の
大きさなどのコントロールができるようになっている。セラピストの先生た
ちはとても優秀だと思うが、腱を徐々に伸ばしているので、無理なマッ
サージで取り返しのつかない事態を招いてほしくないと叱られた。むろん
私はしないのだけれど、見舞い客の中の何人かがマッサージをする。
武蔵野赤十字病院のときのように擦るだけしかできないときはよかった
のだが、今は引っ張れば結構伸びるので、腱に大きな負担がかかること
がある。お見舞いにいらっしゃった方はオレ流のマッサージを行わないで
いただきたくお願い申し上げます。
最近は私が行くとしばらくは様子を見ているようだ。私のようだが自信が
ないということだろう。やがて私であることを確認すると服をつかんで離さ
なくなる。問題はその後の用便で、元気になるとますます気持ちが悪くな
るようで、最初は指先でそれを知らせるのだが、食事時は他の患者さん
たちに迷惑なのでおむつを替えることができない。足を浮かせたり、ベッド
の柵においたりしているが、やがて怒り出し、また手を噛みに来る。ようやく
看護師さんが来てくれると気分がすっきりして安らかな眠りに就く。看護師
さんもすごい変わりようと驚いていた。いつもそれを見届けて帰るのが日課
となった。
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