1日3度のリハビリテーションはPT(フィシカルセラピー)、OT(オキュペーショ
ナルセラピー)、ST(スピーキングセラピー)で構成されているが、今のところ
PTとOTはさほど区別されるわけではなく、PTが車椅子、OTは腕や足の屈伸
など、いずれ本格的なエクササイズへ向かうための準備を行っている。最終的
にはPTが筋力トレーニング、OTが細かい作業に入っていくことになる。STは
全く別のセラピーで、話しかけたり、発声練習をしたり、口径食餌の訓練をした
りを始めているが、昨日は始めて口径食餌としてゼリーを口に入れた。一度気
管に入って咽たけれど、無事完食できたという。これは大変大きな進展で、武蔵
野赤十字病院からの転院のときに、永生病院では径管食餌から胃ろうに転換
のための手術を求められ、赤十字側ではワーフェリン投与の増量中のため、手
術による出血が危険だと断られていた。永生病院としては管が入っていれば
経口食餌のトレーニングがうまくいかない可能性もあり、その場合には再び
治療病院に移って手術をしなければならなかった。永生病院ではかなり慎重に
口径食餌への準備を進めてきて、ようやくゼリーを食べる状態にまできたわけ
で、ほぼ成功といえるので、次の段階に進んで行けそうだ。流動食を摂取でき
るようになれば食餌管を外して、徐々に固形食餌に進むことができる。これで
彼女の能力はぐんと向上し、おそらく発声もさらに積極的になっていくだろう。
私が内心最も心配していたことがクリアできるようになると思う。この日のみどり
先生は口の中を綺麗にしてもらっている間に苦しくなって看護師さんの指を噛
んでしまった。今のところ彼女が力を出せるところは指を強く握り締めることと、
口で強く噛み付くことだけで、少し嫌なことがあるとそのどちらかを行うことになる。
でも、それもいずれはなくなるだろう。ナースコールのボタンを自分で押させるよ
うにすると、少なくともボタンを探すようになっており、これもまもなくできるよう
になると思う。リハビリテーションは順調で、改めて永生病院の丁寧なステップ
で進行させる優秀なシステムに感謝している。
記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。