ジャパンCfは久々にメモリアルホールで観戦。何ってタバコが吸えるのが
ありがたい。本村先生とその奥さんのお友達のご主人というような関係の
青山学院の教授などとの観戦だった。青山というと東大時代に私のところ
に集まっていた一人の室住先生を思い出したが、やはり教授でいらっしゃる
ということだった。こうして友達の友達の輪を広げていく天才が本好教授だ
と思っていると永生病院のエレベーターでばったり会った。みどり先生は彼
女の患者でもあった本好先生も覚えていないようで、本当に記憶喪失は
深刻だ。彼女自身も知らないことにがっかりしているようだった。永生病院
にはかなり慣れたようで、元気に身体を動かすし、テレビのイヤホンなども
自分で付けようとしたりしている。話さなければならないことが多いのだが、
記憶の壁があって過去についてはほとんど伝わらない。過去を思い出した
くないという面も思い出せない理由となっているのではないかと思う。私に
対してのみ悔しそうな顔とか、辛そうな表情をすねことが多いのだが、他の
人が接するとそういう表情を示すこともなく、私に向けていた顔を他の人に
向けると、すぐに平穏な顔に戻すのが普通だ。記憶以外の思考はかなり
高度にこなすようになっていると思う。それが彼女のこれからの生き方な
のだろうと思う。彼女にクリニックのことやさまざまに楽しかったことやいま
抱えている諸問題について話すのは少し先延ばしにする以外にないだろ
う。
記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。