今日はクリニックのメインバンクとの話し合い。同じ支店に2つの口座が
あって一つにはかなりの預金があり、一つにはすでに預金がなくなって
いて引き落とし不能がかかっている。何とかある方からない方に振り替
えができないものかと、話し合ったのだが、やはり振り替えも本人でなけ
ればできない。成人後見人の認可が降りなければ多くのことが不可能で
何とか良い知恵はないものかと考えたが、結局結論は出なかった。長期
的には借金や支払いをほぼ完納できる状態ではあるのだが、成人後見
人の認可までいかに凌いでいくかが大きな問題として立ちはだかってい
る。銀行から病院へ行くと、みどり先生は38度の熱で苦しんでいた。それ
でもずっと付き添って話しかけていると、かなり和んできて、昨日お見舞
いに来て下さった彼女の患者さんたちがお見舞いに置いていっていった
ガーゼの和手ぬぐいを開いて「綺麗ね」というと、一瞬にっこりと微笑ん
だように思えた。思えただけかもしれないが、少なくともかなり楽しげな表
情だったことは間違いない。咳き込んで「痰を取ってもらう?」と聞くと、そ
うして欲しいときは頷くし、そうでない時には首を振る。少し苦しくてもみどり
先生は今の状態を受け入れつつあるように思う。それに、少なくとも私と
はかなり会話も通じるようになっており、他の人たちが考える以上にさま
ざまなことがわかっているように思う。彼女の状態に応じた楽しみを見出
せそうな期待を抱かせてくれた日だった。
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