昨日はたつ子さんがみどり先生の家の片付けを手伝ってくださった。
とても物が多くてどうなることかと思ったが、案外そこそこに進むもので、
月曜日はみどり先生のいとこの一家が手伝ってくださり、火曜日はクロ
ネコヤマトの専門家たちとたつ子さん、それにヴェルデのスタッフも参加
して一気にやってしまうつもりだ。夕方にたつ子さんとともに病院へ行く
と、みどり先生はさらに元気になっていて、補助酸素は完全に取り外して
さほど苦しむこともない。足をバタバタさせるだけでなく、ひざを立てたり、
足先を伸ばしたりもするようになった。それでも気持ちは沈んでいて、外
への関心を持つことはない。ただ、たつ子さんの話しかけに対して頷いた
のは、私やドクター、看護師さん以外では初めてのことだった。深い眠りに
入ってしまったので、少し時間が早いけれど病室を去ることにした。
今日はワールドコンのシンポジウムの打ち上げ会。私のもって行ったNW-
SF社の刊行物が高く売れたので飲もうということになっていたが、話が
発展していってスペキュラティブフィクションの新しい運動を開始しようという
ような話が荒巻さん、巽先生らを中心に持ち上がり、新たの会が結成され
そうな勢いとなっている。確かに旧NW-SFのメンバーで今も大活躍してい
る人たちも多いし、イスカーチェリー派もNULL派も参加してくれれば相当な
文学運動が可能かもしれない。島根の飛さんはさすがに時間の都合がつ
かなかったが、荒巻さんは北海道から駆けつけてくれる。実現するようなら
なかなか面白くなっていきそうだ。考えてみれば荒巻さんと私を除けばみん
な働き盛りで、本当にこれから良い仕事ができる人たちだと思う。
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