私にはビジネスの経験など全くない。それでも今回のさまざまな処置には
自分でも感心するほどうまくやっている。信用できる他人に任せるところは
全て任せ、自分にできないところは弁護士さんや会計士さんに委ね、放置
しておくと支払いがかさむところは素早く解約や契約中断の処置をとり、売
却可能なものは売却し、成人後見人にならなければ義務の生じないところ
は支払いを待ってもらい、引越しも手早く進め、毎日みどり先生の看病をし、
彼女の処置についてもほぼ完璧に病院へお願いしてきた。残ったのは3つ
ほどで、その最大のものは成人後見人の認可だろう。成人後見人の認可が
降りなければ入院保険や生命保険も降りないし、みどり先生やクリニックの
預金口座にも手をつけられず、全ての支払いを私が立て替えていく以外に
ない。ふと思うのはみどり先生に私のような存在がなく、家族がいてもこの
ように仕事を片付けることができず、またお金がない人だったりするとどう
なったのだろうと思う。普通にご主人が仕事をしていて、奥さんにそういう
任務が課せられたらどうにもならないのではないかと思う。死亡か、本人に
判断能力があって言葉が喋れる状態ならさほど問題は生じないかもしれな
いが、本人に意識障害があればその人の家庭は破綻することは間違いない。
本当に本人のために何でもしてくれる人がいて、その人に多くの厄介ごと
の処理能力があって、ある程度お金があって、多くの有能な友人にも恵ま
れていることが条件となり、そんな人はめったにいるものではないと思う。
法や政治はなにをしているのだと思う。最低限、成人後見人の決定までの
気管の貸付制度は必要だし、法定弁護人とか、生保の立替支払いなどの
処置も必要なのではないかと思う。
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