気管切開によって呼吸管を首に移す手術をやめて、呼吸管を外してしまう
というギャンブルに出たが、マウスピースからの酸素や吸入でさほど苦し
む様子もなく、今のところ大成功といえるだろう。声帯がある程度開放さ
れたので、声が出るようになったはずだが、今のところウーとか、ガーとか
しかいわない。でも言葉を忘れたとか、発声ができないということではない
と思う。いずれは喋るようになるはずだ。食事のジュース投入も少し献立が
変わったようで下痢をしていたが、これもまた回復へのワンステップという
べきだろう。さらに血栓が送り込まれる状態には変わりがないので、大静
脈に交換式フィルターを入れているのだが、これは交換を続けると傷口か
らの感染の危険があるので投入式に替えたいという。なんというか、い
ろんな手立てでみどり先生の命が保たれているもので、現代医学の技
術は凄いものと思う。みどり先生はとても元気だった。
クリニックの引越しが最終段階に入り、一人で捌いて下さっている前花
さんは見るからに疲労の限界にきているように思えた。私は疲れてもみど
り先生の顔をみるとホッとして疲れが吹き飛ぶが、前花さんはみどり先生
へ気持ちとして働いてくださっており、本当に感謝感激といえよう。
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