クリニックヴェルデは先月末で医療施設として廃業し、今月末で全ての業務を
終了する。医療施設を閉ざしてからも多くの人々がクリニックを訪れ、みどり先
生のお見舞いをいって下さったり、お見舞いを届けて下さったりする。待合室の
ベンチにしばらく座ってここへ通った日々に名残を惜しんでいらっしゃる人も少
なくない。慣れない人には神経を直接触るペインクリニックは怖いものだが、
それまでさんざ苦しんできた腰や、首、肩などの苦痛から開放され、単に快適
な生活が送れるだけでなく、さまざまに新しい仕事や遊びに取り組むこともでき
る。多くの患者さんはここへ通うことで新しい人生をスタートさせ、その継続のた
めにヴェルデに通っていた。患者さんどうしのお付き合いも多くなり、私の知り
合いの競馬関係者も多数通っていて、待合室ではさまざまな情報交換をしていた。
みどり先生はクリニックヴェルデを全く宣伝せず、場所も裏通りなのでほとんど
口コミでしか新しい患者さんは来ない。それだけにお友達のお友達という人々が
集まって独特の雰囲気を保ってきた。それがみどり先生の理想でもあった。ペイ
ンクリニックは医師と患者の信頼関係が必要となる医療だけに、確かな医療を
続けるためには不可欠のことでもあった。クリニックヴェルデの閉鎖はそんな
患者さんたちには想像を絶するショックとなっている。でも、多くの人は「みどり先生
ありがとう」といって下さる。皆様本当にありがとうございました。
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