今日は小脳の腫れを押さえる点滴が取れて、車椅子に座っての呼吸の
トレーニングに入った。肺と脳という危険な部位の疾病だけに油断はで
きないが、着実に良くなっていて肺に充満していた血栓もかなり取れて
きたようだ。リハビリは苦しいがリハビリの後はかなり楽になっているの
か、すやすやと眠っている。
こうして身体が回復してくると、ますます現実の変化がみどり先生を苦し
めることになる。少し話そうかというと拒否の合図で、やはり知りたくない
ように思えた。私の方である程度彼女の先々について計画し、身体の
回復とともに少しずつ話していくのが良いのだろう。
昨日あまり眠っていないせいもあってとても疲れた。明日は早めに見舞い
に行って大井競馬場の東京盃に行こう。私自身が自分の生活を失って
はならないとも思う。
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