今日は何となく無気力で1週間前のように虚ろに上を見つめているだけだった。
肺のリハビリテーションを始めても眠ったままで、強く呼吸をしようとしない。リハ
ビリテーションの途中でMR検査をするという指令が入り、主治医の先生も「少し
反応が悪くなっている」とおっしゃる。1時間ぐらい待合室で検査を待っている間
には手術のときのような不安が募ってきた。良くなったといってもまだまだ緊急
治療から抜け出しているわけではなく、特に小脳の腫れは全快したわけでもな
い。いつ急変してもおかしくない状態ではある。じっと待っていると嫌な胸騒ぎが
してくる。検査の途中でみとり先生が診療している三鷹第一クリニックの宇井先
生がいらっしゃった。武蔵野赤十字病院の研修医さんが三鷹第一クリニックでも
研修をしていたので、みどり先生の容態も詳しく把握していて下さっている。
検査から戻ってくると、小脳の腫れを押さえる点滴はそのままだったが、呼吸の
補助装置がなくなり、完全に自分で呼吸をするようになっていた。宇井先生も良く
なっているとおっしやるので、単に自分の現在の状態を知るようになって落ち込
んでいるだけだったのかも知れないと思った。宇井先生からは病状だけでなく、
高額診療への補助制度とか、クリニック・ヴェルデ閉鎖にともなうさまざまな組織
への加入取り消しなど、多方面にわたるアドバイスをいただいた。みどり先生は
宇井先生が学生時代に鉄道研究会に所属していたと話していたが、それなら私
を知らないわけはないとも思った。しかし私が検査で宇井先生のクリニックへ行っ
た時にはそんなお話をしたことはなく、でもこのホームページを読んでいらっしゃる
というので、やはりみどり先生よりも前に私のことを知っていらっしゃったようだ。
宇井先生のお陰で安心できたし、多くのことを教わった。本当にありがとうござい
ます。
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