みどり先生が倒れてから明日で2週間になる。その間に私は彼女の
病院の閉鎖や金融関係の連絡、事務処理、書類の整理、弁護士さん
や会計士さんとの連絡などに奔走し、自分の仕事を続け、残った時間
は彼女の看病して寝巻きのお洗濯というハードな時間を過ごしてきた
が、みどり先生の方はゆっくり目を開くようになり、少しずつ人を認識す
るようになり、食べ物を少しずつ胃で消化するようになり、看護師さんの
仕事に協力するようになるというスローな時間を過ごしている。今日は
永沢弁護士やいとこのご家族が見舞ってくださり、みんなが元気を回復
しつつあるのに驚いていた。一人一人の顔をじっと見つめて、やはり何か
喋ろうとしている。かなり長い期間ICUを担当してきた医師として、自分の
状態が良くわかっているのではないかと思える。気管と食道へ管が通って
いるので声が出ないけれど、もどかしそうにするでもなく、ずっと安らかな
顔をしているのはそのせいなのだろう。明日は音楽を聞かせてあげたいと
思う。彼女の場合はやはりカーペンターズです。急速な回復は何よりも嬉し
い。神さま、ありがとう。
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