今日はみどり先生が倒れてから最初のテレビ出演となった。普段はほとんど
緊張しないのに、笑顔で喋れるだろうか、正しく話すことができるだろうかと
不安になったが、長岡さん、目黒さん、スタッフの皆様に助けられてさほど問
題なくこなせたように思う。こういう仕事は最初をパスすると一安心だ。
次のワイド中継の出演は8日の月曜日です。
とても疲れたので中山競馬場から武蔵野線で約1時間かかって国分寺経由で
病院まで行くことにした。車内で少し眠れたのは収穫だった。みどり先生はこ
ういう眠りが大得意で、どこでもすんなり眠ることができる。時々は寝過ごして
立川あたりまで乗り越してしまったことがあるという。ホテルなどの朝食後に出
かけるまで1時間位あると、ベッドに戻ってしっかり眠る。もともと他人が見るよ
りも身体が弱かったのだろう。そのように見せない努力をし、医者なので薬な
どでカヴァーしていたのではないかと思う。
今日の病状にはさほどの変化がなかった。それでも私の姿や声がわかってい
るように思える。目の動きが私を追いかけてくれるし、何か喋ろうとしているよ
うに口をしきりに動かす。そんな彼女がとても愛おしい。みどり先生の仕事関
係の後始末が終わって自分の仕事以外の時間をずっと付き添えるようになれ
ばいいのにと思う。彼女の車椅子を押して二人で日差しを受けることが出来る
のはかなり先のことになりそうだ。
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