羽田杯、東京プリンセス賞と続けて大井競馬場へ。素晴らしいメンバーが
揃ってともに話題の馬よりも比較的地味な馬が勝ったが、レベルの高い
レースだっただけに価値の高い勝利だったとも思う。特に羽田杯はトップ
サバトン、アンバサンド、フリオーソの3頭で直線一杯を叩き合い、いずれ
も一度は先頭に立ちながら最後はトップサバトンがタヤスツヨシ産駒らしい
勝負強さを発揮した。結果的には北海道組の1、2着となったが、フリオーソ
もダートでは強かった。東京プリンセス賞はさらに面白いメンバーでアグネス
カミカゼ産駒のアグネスターフが勝ったものの、話題のアゲヒバリも4着と好走
している。このレースを狙って中央からやってきたピュアフレームも3着で、
何となく羽田杯と似たような結果となった。それにしてもJRAの最強クラス
のダート馬が転厩して南関東のレースを狙ってくるようになったり、トゥザヴィ
クトリー産駒のような超良血が南関東に入ったりと、このところ南関東競馬の
勢いはすごい。売り上げも低迷するJRA競馬を尻目にぐんぐん伸びて
いて、羽田杯は超満員、嵐の中の東京プリンセス賞ですらかなりの入場人員
と売り上げが記録されている。ファンやオーナーがJRAに見切りをつけるよう
になったという人も多く、全くそういう面もなきにしもあらずだと思う。JRAは
本気で立ち直る努力にかかってほしい。スタンド改築など小手先のことでは
なく、体制やシステムを変えなければ落ち込みに歯止めがかからない。大井
の好調には敵失による面も大きいと思う。
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