大井競馬の外国出走権問題。岩手競馬の存続問題。バートI化に伴う
諸問題、NARの組織替えの問題など、大激動の中での格付け委員会
だが、意外に平穏に定刻どおりに終わった。グレード競走は全てレース
レートが足りていて、全レース承認されており、JBCもレース名が変わる
としてもスポンサーが変わってレース名が変わることが多いので問題
とされることはなかった。ただ、今後については先行き不透明なことが多く、
パートI国となってダート格付けのレースレート基準を国際水準にするかど
うかは特に大きな問題で、今のままだと東京大賞典すら若干数値が足りず、
JCダート、フェブラリーS、JBCクラシック、帝王賞のみがIとなる。3歳2歳
に対してはさらに10ポイント上積みを求められるので、ジャパンダートダー
ビー、ダービーGP、全日本2歳優駿などはIIIになってしまう。芝レースでも
NHKマイルCやフローラS、青葉賞など多くのレースが転落させられる。
これはパートIグレードではないので、今のままのレースレート基準で継続
することも可能なのだが、いずれ全レースを国際グレード化することを目標
とするので、一定期間の後に基準引き上げ、格下げを断行せざるをえない。
また、JRAと対立関係にある大井競馬が独自に交流レースを作ってくる可
能性もあり、今の交流レースはJRAの協力金と引き換えにJRAの望む出走
馬配分が行われており、もし大井がJRA3頭というような条件で交流レース
を行った場合に、それを格付け委員会で認めるかどうかという問題が生じる。
何頭の他地区、JRA枠を設ければ格付けを認めるかという基準を作る必要
があり、走した問題も提案させていただいた。
記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。