さまざまな問題を抱えて混沌としてきた競馬界ではあるが、最も深刻なのは
ダート3歳篇で書いたパートI化にともなうグレード表記の問題のようだ。日本
ダービーをGIと呼べないのはどうもJRAの90%の人々が初めて知ったことの
ようで、どうにも頭を悩ませている。でも、そんなことはずっと前から私が書いて
きたことで、私は日本ダービーをGIと書いていないし、自称GIというのは国際
的な違法行為だと何度も忠告してきた。でもねえ、JRAだけでなくて、日本の
マスコミからさまざまな関係者の全てがそんなことにお構いなしにやってきた
わけで、競馬の世界では私以外のほぼ全員がグレードとは何なのか、グレード
表記にはどのような権利と義務が伴うのかを知らず、知っていたら悪用してきた
わけで、なんともお粗末な事態と思う。ダート格付け委員会ではレースレートに
よる処理を行っているので、ほとんどのレースが外国馬の出走を認めればGを
獲得できるが、実際に外国馬の出走を認めても外国からの出走はほぼ100%
ないだろう。従って単に出走条件を変更するだけでよい。とはいえ、検疫施設だ
けは用意しておかなければならず、NARに那須教養センターに着地検疫厩舎を
お願いしている。競馬場の隔離厩舎が必要で、一般厩舎から離れた場所に2,3
馬房の施設を作ればよい。南関東の場合は南関東Gの表記を何らかの言葉に
変えなければならない。
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