オーストラリアの友人ジェニファー・チャーチルさんはあの世界一のスタリオン
レジスター「Stallion」の著者としてしられているが、今回「Graet Thoroughbred
Sire of the World」を出した。
オーストラリアのスタリオンレジスターの素晴らしさは1ページにカラー写真から
母の父までの解説を極めてコンパクトに収めている点もあるが、何よりも巻末
のさまざまなデータが素晴らしく、特にシャトル種牡馬に関する情報はこの本
以外から入手できない。もう一つ巻末に収録された歴史的大種牡馬のレジス
ターも楽しく有用なものだったが、今回の書籍はその延長上のもので、20世紀
の世界競馬史の205頭の大種牡馬がレジスター形式で扱われている。50頭
の特に重要なものについては2ページ立てになっている。日本の種牡馬では
ヒンドスタン、テスコボーイ、パーソロン、ノーザンテースト、サンデーサイレンス
が入っている。日本がこれだけ入っているのだから、当然ながら南米、ドイツなど
スタリオンレジスターのない国の重要種牡馬もかなり入っており、貴重な資料と
なるものだ。
ジェニファーさんのお宅にお邪魔すると、図書が全くないのに驚かされた。どこか
別の場所においていらっしゃるのか、オーストラリアン・ブラッドホース社で調べて
いらっしゃるのか、スタリオンレジスターを見る限り間違いは少なく、脱落も少ない。
The Australian Bloodhorse Review社から発売されている。日本から買う
には郵送料込みでA$365.
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