ワールドCのセレモニーがオリンピックの開会式並みの豪華なもので、4レース
が終わるとスタンドの通路が一杯になる。これもレーザー光線や火をふんだんに
使って、次々と光のショウが続き、風船で空中に浮かんだダンサーがコースの端
から端までを踊っていく。ダートコースでは火球を曳いたローマ時代の戦車が走
り抜け、蝶や天使の扮装の竹馬(正しい名前があるのだろうが)に乗った巨人た
ちがステージを歩く。そして花火とともに風船が一つ一つ離れていって舞い上が
る。オリンピックの開会式を観なくても済むという感じの豪華なものだった。
レースについては明日のトーチュウに書いているが、カハイラクラシック出走の
アラブ馬は全てイギリスかフランス産で、フランス産が断然強い。いわゆる高価な
ホーランドアラブの多くはアメリカにいるのだが、わざわざ遠征してくる馬もいない
のかもしれない。ディスクリートキャット、デヴィッドジュニア、エレクトロキューショ
ニストの3頭はとてつもなく強い馬で、特にエレクトロキューショニストは殿下の馬
としてもドバイミレニアム級ではないかと思う。フラムドパシオンやカネヒキリには
相手が悪すぎた。デューティフリーは特に大量の強豪が集まって、合田さんとは
会うなり「すごいメンバーだな」と両方が言い出したほどだが、デヴィッドジュニア
がシーマクラシックに出られていたらハーツクライも苦戦を強いられただろう。
フラムドパシオンに関しては3歳ダート馬がこれだけのレースをしたというのが
驚異的というほどで、たぶん日本では無敵だろうと思う。
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