ドバイはロスアンジェルスにかなり似た印象がある。やはり砂漠の
何もない海岸に完全に人工的につくられた都市だからだろう。ロス
との違いはスパニッシュの代わりにアラブがいて、治安が良く、街が
綺麗だという点であろう。ロスがイスパニア語と英語なのに対し、ド
ハイはアラビア語と英語で、ほとんど全ての看板や標識が2言語で
表示されている。人種の多様さはロス以上で、意外なことに顔をヴェ
ールで被った女性はほとんどいない。それでもプールやビーチは白人
の天下で、さすがに水着になるアラブ女性はいないようだ。プールで
アラブ人の女の子供が一人遊んでいたが、やはり首から足まで完全に
黒い衣装をまとっていて、あれで水着なのだろうと思う。土地が広い
のにやたら高層ビルが多く、ほとんどが品川、汐留、お台場という感
じの斬新なデザインだ。道路の渋滞もニューヨークほどではないが、ロス
級には混雑している。アラブ人と白人だと法やモラルには従順なので、
車のお行儀もかなり良い。食事はかなり美味しいし、お酒などは全く
問題なく、要するに酒を売ってもアラブ人は信仰で呑まないので全く
問題はないというわけだろう。これだと馬券を売っても、西洋人や日本
人しか買わないだろうと思うので問題はないのではないかとも思う。
もしかすれば数年後にはブックメーカーの開業を認めるかもしれない。
タバコが吸い放題なのもすごいことで、50メートル置き程度に灰皿が
ある。物価はかなり高く、アラブ圏ではずば抜けており、ホテルも日本以
外のほとんどの有力チェーンが巨大なビルを構えている。それでもホテル
不足だという。思うに日本人はホテル経営のようなサービス業はあまり
上手でないように思える。とはいえ、日本が断然リードしているのは自
動車だけで、ほとんどの車がトヨタだった。因みに電気器具は断然サム
スンだし、スポーツはクリケット、サッカー、テニスなどイギリス型で、他の
日常的な習慣などもイギリス式が普通だった。
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