少し時期を逸した感がるけれど、名古屋のJBCについて書いておきましょう。
ベルモントのブリーダーズcがほとんどやる気がないのかと思わせるほど゜、
全く盛り上がりのないまま(レース内容は素晴らしいものだった)終わったの
に対して、名古屋JBCは本当に素晴らしいイヴェントだったと思う。愛知県競馬
組合は大変な努力をしてもので、その結果2万人もの人が集まり、名古屋競馬
としては驚異的な売り上げとなつた。これによって名古屋競馬の認知度が高く
なり、おそらくリピーターも増えるのではないだろうか。
名古屋競馬場はコースが狭いわりにスタンドが大きく、案外観るのにも苦労しな
かったのではないかと思う。来賓席の立派さにも驚かされた。たぶん地方競馬
としては盛岡に次ぐものだろう。
で、その来賓席はというと各種団体の役員だけのもので、例えば一部上場の
大企業の社長で有力出走馬のオーナーである人などは招待されていない。
JBC協会の関係者が何とかお連れして来てもらっていたが、このようなお役所的
対応が最も目立ったという点ではマイナス点も相当多かった。
最大の問題はそれだけの人を集めながら馬券発売に対する対応がほとんどでき
てなく、朝から窓口は長蛇の列となった。せっかく3連単を発売するのに、マーク
カードは南関東と同じもので、すでにその欠点が多くの場で指摘され、JRAの売り
上げに大きく差をつけられているというのに、要するにこういうことについてはほとん
と勉強していないということだろう。顧客とともに最も重要なマスコミへの対応も不
手際が目立ち、多くの不満の声を耳にした。
名古屋JBCは一応の成功を収めたものの、名古屋競馬の落ち込んだ理由も明瞭
にわかるようなJBCでもあった。これは地方競馬のほとんど゜に対していえることで、
経営不振には主催者側に問題があると断言できるだろう。
常に考える中心を顧客とマスコミに向ければ、それだけの努力が必ず報われるとも
思う。
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