ライブワイアでのP・K・ディツク・トークショウ。岡和田さんが撮ってくれたくれた写真です。左から牧眞司さん、私、小浜徹也さん、それと飛び入り参加の山形浩生さん。山形さんとは数十年ぶりになります。
いろんな話がでたけれど、ディックとレムは全く違ったタイプの作品だと思うのに、どうしてレムはディックを高く評価しているのか、という質問に対して「非常に共通していて、見えないものを見ようとし、知れないものを知ろうとする考え方が両者にあって、それは現実には不可能でも、小説ではできることなのです」と答えると、それでなるほどわかったといわれた。それで私にも教えられたは、そうした極めて基礎的な小説観がSF界にも文壇にも欠落しているということで、やはりトークショウのような直接のコミュニケーションが必要とも思った。
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