競馬ブックに書いた警備についての提言はかなり波紋を呼んでおり、
JRAには電話やメールがかなり寄せられているという。昨日、その件で
JRAの稲田寿郎総合安全部次長、太田啓安全対策第1課副長と懇談
(広報の小畑さんが同席)をした。稲田さんは長くこの方面を担当してきた
スペシャリストで、ほぼ私と同じような考え方をずっと抱いていて、顧客本
位の警備を目指してきたという。実際に新しい東京競馬場などはかなり
制服姿が目立たなくなっており、ファンへの案内係りなどの充実が認めら
れる。ただ、そうした稲田さんの方針には抵抗がないわけでもないようで、
交通面では地元から、パドックなどに関しては厩舎関係から過剰警備的な
要望も多いようだ。私には担当者がこうした理解をもっていることが驚きで、
さすがJRAには本当のスペシャリストがいらっしゃるものと感心した。
この面で特に問題が大きいのは大井競馬場だと思う。大井の場合は主催者
と競馬場が別組織なので、営業的な考え方が軽微に反映しない面があるよ
うにも思う。
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