字面を見るとずいぶんおじいさんだなと思う。朝6時に起きて、トイレ、検温、血圧、
血中酸素などの計量と記録をして、ジュースを飲ませて、時には着換えをさせて、
朝食をつくって食事介護をして、投薬、歯磨きで2時間かかる。そういう生活を始め
てからとても時間がゆっくり過ぎていくようになり、1年がとても長くなった。みどり
先生が倒れたのはずっと昔と思えるし、もう長く70代を過ごしているようにも思う。
みどり先生と歩調が合っているということだろう。介護の合間に仕事もするし、多く
の用事もこなしているけれど、それらはかなり一瞬にして通り過ぎて、常にみどり
先生の介護に戻ってくる。みどり先生のおかげで長くい生きることになったとも思う。
手足も動かず、言葉もしゃべれず、自分ではほとんど何もできない彼女をいつまで
守れるだろうか。いつまで幸福感を充たしてれるだろうか。それは私が生きていき
幸福であり続けることによってのみ可能なことだろう。率直に私は今の生活が好きだ。
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