今月の日本医師会雑誌(これが雑誌名というのが面白い)でリハビリが
特集が組まれている。リハビリ医学が誕生してまだわずかな期間しか
経っていないのでリハビリに関する知見も多くなく、一搬認識はとて
つもなく低い。ほとんどの人はマッサージと同じようなものと考えて
いるようで、ま、ストレッチならそれなりにリハヒリの重要な要素で
はあるので、どちらかといえばトレーナーはリハビリセラピストの原
型と考えればよいかもしれない。みどり先生のリハビリは治療病院で
の最終段階から始まり、回復期の病院で1日3過程を続け、退院後は
通院で2過程、訪問で2過程を継続している。彼女の場合は身体の機能
そのものに問題があったわけではなく、脳からの命令を発信すること
が難しために身体が動かなくなっているわけなので、脳からの命令を
遅れるようにすればよいわけだが、確かに集中的に何かの動作をさせ
ると動くようになるのだが、脳のアクティヴメモリーに限界があるの
で、それに応じて生存のために必要なこと(食事、排泄、体を支えた
り、欲求を表現したりすること)に使える容量が侵されてしまう。みど
り先生自身もそれがわかっているようで、必要不可欠でないルーチン
の要求には応じない。一方で食べることなどに関しては素晴らしい進
歩を示しており、それに応じて少してを動かすような余裕も出てきて
いる。それでもリハビリを続けなければならないのは動かさないと
筋肉や腱が固くなってしまうからで、すでに足の湾曲は戻らないし、
正月などに2週間ほどリハビリを休むと動かせるようになるまでに
かなりリハビリが必要になる。ほとんど大きく回復することのない
リハビリだが、彼女の体を守るために非常に重要なものだ。
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