中国とかアメリカではこういう事態になって略奪や暴動が起こらず、みんな
行儀がよいので感心しているという。でも私の知る限りではオーストラリア
やドイツの人はもっと冷静だ。ドイツではあれだけ格差のあった東西合併が
整然と行われ、かなり早く経済状態まで回復していったし、オーストラリア
に関するニュースといえば災害ばかりといほど頻繁に洪水や高温に見舞われ
ながらほとんどすぐに回復している。オーストラリアやドイツと日本の決定
的な違いは街中でほとんど警官の姿をみることができない点で、警官が徘徊
する必要がほとんどないということだろう。さらに大きな違いは日本人はお
上の命令を守っているに過ぎないけれど、ドイツやオーストラリアではすべて
自己責任で行っている点だ。
マスコミは第一次産業の心配ばかりで、投資とか娯楽とか広告のような産業に
は自粛を促す傾向があるが、これは全く逆で、第一次産業などは当面輸入で
まかなえばよく、こういうときにも支障なく可能な投資とか、宣伝、観光、
娯楽のようなものを活発化さることで経済状態を保たなければならない。そ
れができるかどうかで日本が立ち直れるかどうかが決まるというべきで、実
際に今の被災地で問題となっているのは交通、通信であり、被災地の娯楽も
また決めて重要なメンタルケアだろう。
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