ポーランドの至宝 レンブラントと珠玉の王室コレクションという魅力的な
特別展が開かれているので、みどり先生のショートステイの合間に行っ
てみた。かなりの山奥にあり、それでいてなんとも立派な美術館で、常
設展示もすごい。ルーベンス、クールベ、ブリューゲル、ジェリコー、ルイダ
ヴィッドの有名なナポレオン将軍などから、エルンスト、ウォーホールまで
近代絵画の多くの著名な画家の作品が1,2点づつ、それもそれぞれのか
なり良い作品が集められていて、およそお金を出せば手に入るというもの
の見事なコレクションとなっている。彫刻ではブールデルがかなりの点数
あった。ポーランド展はさらにすばらしく、ベロットなんてすごい画家です。
ポーラントは音楽のペンデレッキとか、文学のレムやゴンブロビッチ、映画な
どのみでなく絵画も当然ながら大変なものだとわかるが、見るのはまるで
初めてだったので大きな感銘受けた。売り物のレンブラントの2作品も
すばらしく、その前には人だかりと思ったら、ぜんぜんそういうことはなく、み
んなポーランド絵画を見に来ているのかと感心したのだが、なにやら大声
で話している人も多くて、他の美術館ではみられない「お静かに」というカー
ドを持った館員があちこちにいる。そして話している人たちの会話はほとん
ど美術を理解していないようだった。で、そんな山奥までどうして大勢押し寄
せているかというと、要するに創価学会の美術館で、学会員のみなさんが
結構なものを拝見しに来ているのだった、すぐ横には創価大学があり、東京
富士美術館という名も静岡の学会美術館の分館ということのようだ。それで
お金で買えるものは何でも集めているのもわかるし、ポーランド展のような
ポピュラーでない展示をできるのもわかるし、これだけの目利きやハイレベル
な美術研究家がいるのもわかるし、あまり普通の観光案内や聖教新聞以外
の新聞で扱われず、それていて街を歩くと普通の家にポスターが出ているの
もわかる。創価学会のお金でとても素晴らしいものをみせてもらってありがと
うという気持ちだった。さすがにポーランド展はここだけでは勿体ないので、
大阪サントリーミュージアム、北九州市立美術館、広島美術館でそれぞれ別
の主催者によって継続開催される。レンブラントの2点だけでも値打ちがあり、
9月26日までに見に行って下さることをお奨めしたい。
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