眠っているみどり先生が大声を出した。元気な頃のみどり先生は寝言
をいつもいっていたが病気をしてからは初めてだった。何か怖い夢でも
観ていたのだろうが、眠っているときまで脳が働くようになったというこ
とだろう。私もみどり先生の介護を始めてからずっと夢を観るようになっ
ている。夢を覚えているようになっているというのが正しいかもしれない。
私専用の飛行機と空港は明日変わらず夢に登場している。飛行機はい
つか大きな部屋を一人で占有するようになってしまった。でも椅子は普
通のビジネスクラス用なんだな。空港の方はますます狭くなる一方で、
ほとんどローカル線の駅程度になってしまった。改札の代わりに査証が
いて、待合室からはファーストクラスのようにすぐ機内に直結している。
どうしてこんなに飛行機の夢ばかり観るのだろう。
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