八王子は大型店が少なく、デパートもそごうだけだが、古くからのさまざま
な専門店がまだまだ頑張っており、ユーミンが育った荒井呉服店などもその
一つだし、桶屋だとか、籠屋というような今でも需要があるのかと案じられる
ような店も多い。ただ、相当歩き回ってみなければどこにどういう店があるの
かわからないのが困ったところだ。さすがに地元の人はよく知っていて、ショー
トステイ先のスタッフに横山町の寝具屋さんというとすぐにいまいずみ寝具店
を教えてくれた。みどり先生のように寝たきりの場合は床ずれに最も注意し
なければならない。一度皮膚がはがれるほどの状態になってしまうと容易に
直らず、それが命取りになるという例も多い。それで形状記憶織りのシーツ
を求めていたのだが、以前にバーゲンで買った綿とポリエステル混紡のもの
は西川寝具ですでに製造をやめているという。吸湿性が悪くて汗をかくから
だそうだ。それでドイツ製のシュラフグットというのを買ったのだが、これはデ
パートで1万円もしているものが7800円で買えた。それでも新宿へ行って
夏物のパジャマとか、夏用のリハビリ着とか、さまざまなものを買ったが、みど
り先生には使えるものが多くないので、そうした日用品で精一杯の贅沢をさ
せてあげることができる。
記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。