最近のみどり先生はリハビリによってかなり収縮を緩和できるようになっ
ている。家での介護によってリラックスできるようになり、かなり食べるこ
とができるようになって筋肉がついてきて、以前の激痩せからみれば普
通ていどに近くなってきた。筋肉がついてくると腱の収縮に対して力が
働くようになり、すっかり固まってしまっていた手足が伸びるようになった
ようだ。本当に少しずつではあるが、以前に較べると確かに劇的ともい
える良化だと思うし、いずれ手が使えるようになりそうにも思える。喋る
方はまれに突発的な言葉を口にする以外は自分の意思で言葉を発す
ることがなく、言葉を求めると悲しげに首を振るだけだ。脳のアクティヴ
メモリーのつかえる量には限界があり、それが少しずつ増えているの
と、利用方法をみどり先生自身が考えているという感じでもある。
首を振るのと頷くのの見分けがつきにくく、こちらもかなり推察に苦労
する。リハビリでは本当に彼女が必要としているものから進めなけれ
ばならず、また関節が完全に固まってしまわないようストレッチが継続
されなければならない。こうしたことをセラピストさんたちに伝えて、かな
り理解していただけるようになった。治療やリハビリ側の精度も極めて
重要となる。
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