みどり先生の状態はかなり劇的に変化しつつあるように思う。以前の
ようにトイレに長く座っているのを好むことがなくなり、考え事が多くて
眠れないことも多く、食べ物はパン、ごはん、レタスなど以前には食べ
なかったものも平気で食べるようになった。明らかに舌のコントロール
が完璧にできるようになり、嫌なこともしたいこともはっきり示すように
なった。先日はヘルパーさん相手に声を出して笑ったが、私以外を相手
には初めてのことだ。多くのことが健康な人と同じように、いとも普通に
なってきている。脳の状態のわからない人はまた医者に戻れそうだと
本気で考えるようにもなっている。よく食べるので筋肉が発達し、腱と
の力関係が保たれてかなり随意に手を動かすようになった。昨日の夜
はさほど暑くないのにかなりの発汗をしていたので、パジャマを着替え
させると、ほとんど自分で着脱をする感じで私は手伝っているだけのよう
だった。なにかすごい変化を感じるが、むろんこれもずっと続くというわけ
ではないかもしれない。異常な発汗もおそらく内面的なものの影響では
ないかと思う。眠らないので睡眠薬を飲ませようとすると自分ではっきり
拒絶して吐き出した。そのように強い意志表示を示すことも多くなった。
座位で首が下がるのだけは大きな課題で、これが直らなければ長時間
の車椅子生活ができない。
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