屈腱炎とは違う脚なので直接の関係はないだろうが、悪い脚をかばうという
面もあったかもしれず、いずれにしろこのように走り過ぎる馬というのは大きな
危険を抱えているとはいえるだろう。幸いにして生存は可能なようなので、種
牡馬として産駒に能力を伝えることはできそうだ。
長く関心を抱くことがなかったクラブ法人馬主だが、みどり先生の生きがいの
一つでもあったので私も持つようになった。毎年どんなことがあっても社台の
ツアーだけは参加するというのがみどり先生の信念だったので、私もダンスイ
ンザダークの年からは毎年参加するようになった。みどり先生も私が二重丸
をつけた20頭程度の馬の中から選んでいるのだけれど、私はダンスインザ
ダーク、ステイゴールド、ゴールドアリュール、レクレドール、マズルブラスト、
フラムドパシオンなど多くの一流馬を持ったのに、彼女はそんな中からでも
クズばかり集めていた。彼女は当たらない宝くじもよく買ったし、カジノへは
どんなに負けても朝から晩まで入り浸った。「でも、私は仕事では運がいい
のよ」という。たまたま酸素供給のコードが外れるのを見つけたり、看護師
が出した点滴が違っているのに気付いたりというように、多くの危険な状態
を回避できたという。今回の病気は大不運ともいえるし、今のように生き延
びたのは大幸運といえるかもしれない。
今年はまだフレンチマリーの東京2歳優駿牝馬の出走が残っている。
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