他の本についても調べてみたが、X電車で行こうとか、鳥はいまどこを飛ぶかの
ような文庫本は600円程度で出ているし、殺人者の空は3,000円程度とやや
高めではあるがリーズナブルな価格で入手できるようです。伝説の名馬は早々
とプレミアがついていて、いずれも3000円から4000円程度になっており、これ
は今後の高値が予想されますね。
X電車が鉄道小説の古典として扱われるようになっているのは当然としても、ザ・ク
ライムが山岳小説として、花と機械とゲシタルトが数学小説の代表的なものとして
扱われるようになっており、年月が経てばそれぞれの分野で知られるようになるも
のですね。花と機械とゲシタルトの批評として、書き手の視点が常に我にあって、
我の拡大とともに世界が変化していくというのがあったが、私自身は気付いていな
かった鋭い指摘だと思う。即物的描写から徐々に情緒的になっさていくのはその
せいなのですね。これも作者のいうことではないけれど・・・。
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