8日の社台グループのパーティでは川島厩舎のオーナーグループや吉田勝巳さん
らとの二次会。東京プリンスの新館には立派なカラオケルームがあり、ショパンだの、
モーツアルトだのといった室名がついている。川島先生は船橋競馬場のイベント用
テントを寄付するそうで、社台オーナーズグループがカンパすることになった。
日曜日はシルクトゥルーパーが強いレース振りで圧勝してくれた。この馬はマー
ベラスサンデーの弟の保証金を充当して10口持ったのだが、まるで拾物という感じ
の大活躍だ。おそらく重賞でも頑張ってくれるだろう。
今日は6年振りくらいになるデーナ・ルイスとの再会で、スペイン料理を食べた。
デーナはずっとニューズウィーク・ジャパンで仕事をしており、北朝鮮による核実験の
特集を昨日アップしたという。彼女は初めて日本に来たときに書店で「鳥はいまどこ
を飛ぶか」を見つけて翻訳し、ファンタジー&サイエンスフィクションとか、さまざまな
雑誌に持ち込んでくれたのだが、いずれも長すぎて掲載するにはスペースが足りな
いと断られていた。むろん長くても本当に売り物になるようなら掲載するのだろうが、
なにしろ日本人作家の作品だからさほどの評判は期待できない。それからおよそ
30年経ち、オンデマンド出版でアンソロジーを組み、それに使いたいという。ようや
く日の目を見ることになりそうだ。デーナは日本語がほとんど日本人と同じように話
せるので、私の英語のほうが劣っており、そのため会話は100%英語で付き合って
くれた。話がスムースという点では日本語なのだが、劣ったほうの喋りに合わせて苦
労を共にするのが礼儀ということになる。これは私とデーナの昔からの考え方で、い
つも英語でしか喋らない。でもまあ、久々だけにいろんなことを話したものだ。北朝鮮
からアラブ、ハンガリー、オーストラリア、アメリカ、日本と話題は世界を駆け巡る。
とても楽しいイヴニングだった。
ブリーダーズCに行くつもりだが、そのためにマズルブラストの出走するJBCクラシックも、
ハンティングダラーのデビュー戦も見れない。
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