オーストラリアではほとんど警官を見かけることがない。どんな制服なのかも
知らないほどだが、警官に限らず制服姿の人間を見かけたことがない。今回
初めてハイウエーでパトカーを見かけた。入国査証がオーストラリア人とニュー
ジーランド人とが簡単だったのに、今回行くとニュージーランド人も外国人扱い
となっていた。一頃はアメリカ並みに禁煙騒ぎをやっていたのに、もう普通に
レストランや車両の中以外は喫煙可能に戻っていた。ホテルで喫煙ルームが
いいですか? といわれたのにはびっくり。レストランでもテラス席は問題なく、
街中を歩きながらタバコを吸っている人がかなり多い。
カシノは非常にサービスが悪くなっていた。ハイウエーはいつまで経っても
工事中で、それでも新たに開通しているところもあった。3年前に買った図書
を送ってもらったのが届かなかったのだが、今回行ったら書店のカウンターの
上に荷造り状態で置かれていた。なぜか戻ってきたという。横浜かどこかの
税関で何か疑問があって送り返されたようだ。それにしても、書店には1年
以上も置かれたまま、そのうち私が来るだろうと待っていたようだ。
ダーリングハーバーからスターシティまでの2駅間のトラムが3.90ドルとめちゃく
ちゃ高い。ダーリングハーバーからサーキュラーキーまで半時間くらい船に
乗って4ドルとめちゃくちゃ安い。ともに市営交通機関である。
外国では絹製品を買うのが安い。ボストンで絹のブレサーを買ったがシトニー
では絹のフリーフを買った。木綿より少し高いという程度だ゜った。絹ってそん
なに高いものではないのだが、日本では養蚕農家の保護のために輸入禁止
されていて、その結果絹産業そのものが壊滅してむろん養蚕も滅亡した。
農水省のやることは昔からそういうもので、日高馬産を滅ぼそうとしている
のも同じような保護政策といえよう。
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