月曜日の朝、みどり先生は血まみれになっていた。どうやら鼻血が止らなかった
ようだ。いつものように熱を測ると38.9度もあった。すぐに看護師さんに電話して
来ていただいたが、インフルエンザかもしれないので検査のために病院へ行く必
要があるという。看護師さんは機敏に車椅子タクシーとか、検査などの手配をして
下さり、検査の結果は陰性で、外来診察も受けて風邪薬も出していただいた。
前週の血液検査によるとワーファリンが過剰になっており、それが出血原因で
あったこともわかり、解熱剤で熱も37度まで下がってくれた。そんな状態でも
みどり先生はニコニコしていて以前よりもさらに元気になっている。リハビリでも
首がかなり持ち上がるようになり、何よりもさまざまな反応がぐんとよくなっている。
食欲も旺盛だし、風邪をひいたのも細菌などへの抗体の反応がよくなったせいで
はないかと思う。発熱や咳、くしゃみなどは全て身体の防衛反応として起こるもの
で、ずっと風邪をひかなかったのは菌がとりついてもそれに対して発熱などの防
御ができなかったからといえよう。花粉症も出て、明らかに免疫機能は強化され
ている。相変らずときどき泣き出すが、それもさまざまに複雑な気持ちが現出す
るからといえよう。いままた急速な回復期を迎えていると思う。
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