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2012年 05月 15日
今年の秋にはみどり先生の発病から5年を迎える。カルテなどの
保存義務期間が終了し、みどり先生の医師としての義務から完全 に解放される。これまでみどり先生の状態の変化を見極めるため に保留していたさまざまなことを年内に片づけるつもりで預金通帳 の統合とか、物品の整理などもして、貸倉庫を一つに統一したい とも考えている。私の方もアスレチッククラブとか、プラチナカー ドとか、ほとんど役立たなくなったものを整理し始めている。本な どはかなり整理したし、介護のためのさまざまな環境も整備され、 来年までにはほぼ完全に介護の生活に入れるようになると思う。 みどり先生自身は温泉療養がかなりの効果を発揮して極めて健康 だし、少しずつではあるが使えるアクティヴメモリーも増加して いるようだ。今は寝椅子に座らせる訓練をしていて、やはり首の 不随意運動に陥ることが多いものの、首を寝かせてリラックスす る時間も増えてきている。感情表現は豊かになり、コミュニケー ションもかなり盗れるうになった。発病時の状態からみればほと んど奇跡に近い回復といってよいだろう。 記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。 2012年 05月 13日
みどり先生は要介護5、一級障害なので多くの面で国、都、市の
支援を受けている。直接の支援金もあれば健康保険、介護保険、 障碍者自立支援などを通じて支援に応じた費用を負担してもらう ものもある。それらがなければ毎月の医療介護の費用は軽く百万 を超えるだろう。手続きの多くはケアマネジャーが行ってくれる ので、ケアマネジャーや認定審査員などにも実際には介護保険料 が支払われており、彼女ほどの重度障碍者には巨額のお金が使わ れていることになる。そうなってから私もあまりがんばって節税 することなく、ボーダーラインの経費などは算入しなくなり、節 税のために余計なお金を使うこともなく、要するに税金を多く支 払うよう務めるようになった。でも、そのように考える人は極め てわずかだろう。北欧のように納税がお買いものやサービス利用 と同じように当たり前のことと考える意識が育つためにどうすれ ばよいかという考え方を育てることが重要だと思う。ドイツとか オーストラリアのような先進国へいくと、多くの商店に店番がい ないので、日本人の観光客には「あれただで持っていけるよ」な どというのでびっくりするが、日本人の平均的な意識レベルはそ のように支払わないで済ませられるのならお金を払わないという のが普通だろう。西洋にはチップという制度が定着していて、公 衆トイレを使ってもいくらかのお金をおいていくが、それが自分 でお金を支払うという考え方を育てているようにも思う。めんど うなチップ制度だが、自己責任のデモクラシーを育てるには不可 欠なシステムともいえよう。 記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。 2012年 05月 08日
最近になって朝までぐっすり眠ってしまう日が時々ある。ずっと3時
5時というように起きていってみどり先生の状態を見に行ったのだが、 かなり多くの時に目を見開いて首を起こして待っていた。最近は見に いっても眠っていることが多くなり、それとともに私も起きていかな くなったようだ。みどり先生はようやく今の状態に慣れたのだろう。 今も発病前の記憶が出てくることはあるだろうが、その後の病気によ る変化と結び付けて現実を現実として理解するようになったのではな いかと思う。あるいは発病前の記憶そのものも徐々に失われていくの かもしれない。それはそれで彼女が緊張シンドロームから解放される ということでもあり、病気からの回復の一つと理解することもできる。 こうした彼女の順応性はまったくのところ驚異的だ。 記事の下に広告が表示される場合があります。この広告はexciteの広告枠で、当ブログとは無関係です。
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